2012年05月21日

本土復帰40周年を迎えて

ハイサイ“
去る5月15日、野田首相以下三権の長など来賓多数ご参加のもと盛大に復帰記念式典が行われました。
私も参加してまいりましたが、かりゆしウエアーが定着し、和やかな中にも厳粛な式典となり、大変に感慨深いものがありました。

「共に喜び」、「苦しみは分かち合う」、「絆」は日本人の生き方の原点といえます。
東北被災地の方々への全国での支援の輪の広がりは当然のこととして、普天間基地移設問題についても全国的な国防上の安心・安全享受のコスト負担は他府県でも等しく分かち合うべきことがこれまで以上に問われています。
 
県外移設の実現、基地負担の軽減、地位協定の改定などは復帰四十周年という大きな節目の重要な転換点にあって喫緊の課題となります。
また経済自立問題についても復帰後、インフラ整備は大きく進展しましたが、いまだ失業率など自立化にはほど遠く、課題は山積しています。

選択と集中による一括交付金の有効活用・執行促進そして雇用の拡大によって活力ある沖縄県づくりに全力投球する決意を新たにした次第です。

沖縄二十一世紀ビジョン計画を踏まえてこれまでの四十年の来し方を振り返り、足元の政治・経済・社会の現実を直視しつつ、子や孫たちの未来のために行く末を案じてみるときでもあります。

ウチナーンチュとしての「矜持」を大事に銘記しつつ、迅速・着実に解決していく気概を持って難問・難題を受けて立つ所存です。
チバティインラナサイ“                                                   
                                                      {浦崎イソ}


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Posted by 浦崎イソ at 15:43 │五期目へ